今回は、クラウドワークスで受注率が上がる提案文を作る方法について解説していきます。
僕は、クラウドソーシングと企業に直接営業して、両方から案件を受注することができました。

なので、もし以下のことを知りたいなら、お役に立てるかと思います。
- 受注率が上がる提案文を作りたい
- 実際に案件を獲得した実例を見たい
- 営業する際の不安を軽減する方法
それでは、見ていきましょう。
コピペだけじゃダメな理由
クラウドソーシングだけに限らず案件を獲得したいなら、他人の提案文をコピペして、営業するだけではダメです。
理由は、以下の通り。
- 相手の要望にうまく答えられない
- 適当だなと印象を与える
- そもそも読んでもらえない
具体例を出すと、皆さんもこんな感じの営業メールを送られたことはないでしょうか?

僕のところには、メアドを変えて何通も送られてきます、、😓
さて、こういうのは、コピペだとわかるので、読む気すら起きませんよね。
ここで言いたいのは、皆さんも同じ風なことをしちゃってないですか?ということです。
クラウドソーシングは、競争率が激しいので、たくさん営業しないといけないですよね。
そこで、時間を短縮するためにコピペで営業したくなる気持ちはわかります。
しかし、いくらコピペした提案文で営業しても、自分の提案文を読んですらもらえません。
では、どうすればいいのかというと、「テンプレートを使いその依頼者様のために提案文を書く」必要があります。
次の章では、それを紹介します。
受注率が上がる提案文テンプレ
受注率が上がる提案文を作るには、コピペではなく、テンプレートを使いたった1人の依頼者様のためだけに提案文を作ることです。
そうすることで、相手はしっかり自分のために提案してくれていると思い、提案文を読んでくれます。
このテンプレは、クラウドソーシングでの営業と企業への直営業の2つの経験をもとに作りました。
それでは、さっそく見ていきましょう。
それぞれ、深堀していきます。
あいさつ
まず、最初にあいさつをしていきます。
ここで、大事なのが相手の名前をしっかり記載することです。
〇〇様
初めまして、〇〇県を拠点にWeb系フリーランスをしている〇〇と申します。
僕の場合、クラウドソーシングを使っていた時、以下のようなあいさつをしていました。

これだとちょっと失礼ですよね。
それに、名前を記載した方がコピペ感をなくせます。
まぁ、当たり前といえばそうなのですが、当時の僕はできていませんでした。
権威
文の初めに権威があると、提案文は読まれやすくなります。
この記事の冒頭で、僕の実績を掲載していたと思いますが、あれも権威です。

もし、実績を公開せずこの記事を書いていたら、テンプレートの信用度はゼロですよね。
多くの方は、ここまで読まずに離脱していたと思います。
なので、冒頭で実際に案件を獲得したことがあるというのを証明し、記事の信憑性を確保しました。
そうすることで、すぐ離脱する可能性を防ぎ、その先も読んでもらえるようにいたしました。
これは、ブログの例ですが、提案文も同じです。
冒頭で権威を記載しておくと、信頼され読まれる確率が上がります。
当時の僕は、こんな感じの権威を使っていました。
Web制作会社でSEO担当代表として実務経験を積み、現在は複数のWeb制作会社さんとお仕事をしています。
人によっては、
- 大手の〇〇に所属していた
- 〇〇の資格がある
- 実務経験〇〇年
など、色々あると思います。
大事なのは、その案件で権威がしっかり機能するかどうかです。
自分はまだ権威なんてないですという方は、なくても案件は獲得できるので、安心してください。
ただ、権威を作れたら、読まれる確率が上がるので、使うようにしましょう。
それか一度就職などして、権威を作るのも一つの手ですね。
提案内容
相手の依頼内容をしっかり読んで適切な提案をしましょう。
そうすることで、依頼者様にコピペではなく、あなたの為に提案文を書いたとアピールすることができます。
ここが1番重要です。
具体的を出すと、依頼内容がこんな感じだったとします。

その時の提案内容は、こんな感じに書いていきます。

ここが最重要なのでしっかり提案していきましょう。
スキルの証明
提案をしたので、それを実現できるスキルがあることを証明していきます。
ここがないと、提案したことを本当に実現できるの?と相手に疑問を持たれてしまいます。
僕の場合、Web制作がメインなので、こんな感じで書いていました。

人によって変わるので、自分の持っているスキルとそれを証明するものを記載しましょう。
自分に頼むメリット
上の項目で、適切な提案をできていれば、頼む人の候補にあなたが入っていると思います。
ですが、出品者様は、他の人も候補に入っているため迷っている状態です。
そこで、自分に頼むメリットを記載して他人との差別化を図ります。
よく見かける特典みたいなものですね。
具体例を出すとこんな感じです。
小さいことでもいいので、書いておきましょう。
稼働時間
多くの場合、依頼する側は、相手の稼働時間を知りたいはずです。
なぜなら、納期は早い方がいいので、稼働時間が少ない人には、あまり発注したくないからです。
当たり前ですが、「土日しか稼働できない人と平日と土日の両方とも稼働できる人」だと案件に取り組める時間がかなり違ってきます。
自分が発注者だったら、その人がすごい技術を持っていない限り、平日と土日も稼働できる人に頼みたいですよね。
僕の場合は、1日8時間で土日祝日も稼働できると記載していました。

当時の僕は、大学生だったので上記のような稼働時間にできましたが、多くの人はできませんよね。
そういった場合は、稼働時間が少なくても納期を守って、なるべく早く納品することを相手に伝えましょう。
ただ、稼働時間が多い人に比べて、かなり不利ということは覚えておいてください。
発進媒体
発進媒体を記載することで、自分に付加価値をつけることができます。
もし、ブログですごくわかりやすい記事を書いていたら、仕事をきちんと対応してくれそうだなと思ってくれるかもしれません。
もう一つ例を出すと、Twitterのフォロワーが〇万人いたら、この人すごい方なんだなと思いますよね。
僕も営業する時は、しっかり記載していました。

企業の方とZoomで面接する時に、何回かブログについて触れていただけました。
以上がテンプレートの解説でした。
一応コピペ用のテンプレートも作りました。

よければ使って下さい☺️
実際に案件を獲得した実例を紹介
ここでは、実際に案件を獲得した実例を紹介いたします。
初心者の方は、どうやって案件を獲得すればいいのかわからないですよね。
ここを読めば、案件を獲得する流れを見ることができます。
僕が駆け出しの時なので、現在の提案文とかなり違いますが、参考になるかなと思います。
正直にいうと、公開するの少し恥ずかしいです、、笑
ですが、ここを見たい方もいると思うので、公開します。
それでは、見ていきましょう。
Case#1: WordPressでの新規サイト制作・構築
一つ目の案件の内容は、以下の画像の通り。

この依頼内容を見て、当時の僕は、出品者様が提案していただきたことは、以下の部分かなと考えました。
- 必要ページと機能要件の実装方法
- 文字やレイアウトなどの全ての修正
- 予算はそこまでかけられない
なので、僕はこのように提案しました。

今見ると、かなり微妙なところがありますね、、(デザインアンドってなに、、?😢)
その後のやりとりは、以下の通りです。

実績が欲しいので、3万円で出品者様のご要望を全て答えると提案したら、案件を獲得することができました。
こんな感じで、少し微妙な提案をしてしまったとしても、低価格で出品者様の要望に答える提案をすれば、案件は獲得できると思います。
実績がない方は、上記みたいに、低価格で提案をして実績を作るのがお勧めです。
理由は、予算の最高額や中間の金額で提案をしてしまうと、実績を持っている人と戦うことになってしまいます。
それだと、実績がない人にほぼ勝ち目はありません。
なので、実績がない方は、予算の最低額かマイナス3000円~10000円または半額で提案するのがいいと思います。
最初に大事なのは、お金を稼ぐことよりも実績を作ることです。
実績を作れれば、予算をあげて提案もできるようになるので、お金も稼ぎやすくなります。
低単価といっても安すぎると怪しまれるので、予算の半額以下で提案するのは、あまりお勧めしません。
Case#2:WordPressで少しサイトを作ってから提案する
この時の僕は、Web制作会社から案件をもらえるようになったので、クラウドソーシングを卒業していました。
しかし、企業から案件を受けると基本的に最初から全部コーディングしないといけないので、かなりの時間がかかります。
そこで、WordPressの有料テーマを使った、Web制作パッケージを作りました。(改良する予定)

パッケージを作ることのメリットは、以下の通りです。
- あらかじめ作っておくことで、自分の作業工程を大幅に減らすことができる
- Webデザインの工程を省略できるので、製作費を通常より下げることができる
お客様の中には、別にゼロからサイトを構築しなくてもいいから、製作費をなるべく下げて作りたいという方もいるので、そういった方に訴求できます。
また、あらかじめサイトを作っておくことで、一歩踏み込んだ提案をすることができます。
どういうことかというと、僕は、以下の仕事内容で、あらかじめ作っておいたサイトのヘッダー部分をカスタマイズし画像を添付して提案しました。


ヘッダー部分のみで提案した理由は、全ての要素を調整するとかなり時間がかかってしまい、提案が遅れてしまうと判断したためです。
そうすると、たくさんの募集があった中で、先にサイトを作って提案したのはおそらく僕だけだったので、案件を獲得することができました。

このように、先にサイトを作っておいて、提案をするのはかなり強力です。
もちろん、出品者様によって要望が違うので、その都度少し調整をする必要がありますし、場合によっては無理な時もあります。
ですが、こういった方法もあるというのは知ってて損はないかと思います。
Case#3 ココナラで出品してみる
これを書いている僕が言うのもあれですが、ぶっちゃけ、営業って疲れますよね、、😓
ココナラを使い、出品してみることで、営業せず案件を獲得できるかも知れません。
僕の場合は、先ほど紹介したパッケージの練習をしたかったので、試しに限定3つのサイト構築の商品を7万円で出品してみました。

少し時間が経つと応募があり、営業せず案件を獲得することができました。

色々な都合で断ったものもありますが、応募自体は結構きたので、こちらの方法もおすすめです。
提案文以外でダメなところがないかチェック
提案文がいくらいい感じでも、他のところがダメだったらあまり意味がありません。
なので、以下の項目がしっかりできているかどうか、チェックしてください。
プロフィールはしっかりしているか
プロフィールで気をつける点は、以下の通りです。
- 写真と名前
- プロフィール文
順番に見ていきます。
写真と名前
写真は、自分の顔写真か人物のイラストにした方がいいです。
また、名前に関しては、本名かニックネームにしましょう。
なぜかというと、そのほうが信頼してもらえるからです。
具体例を上げると、以下のような人から仕事を提案されても、正直微妙ですよね。

多くの方は、可愛いけど、写真と名前が猫だし、仕事を発注しても、大丈夫かなと考えると思います。
自分の写真とニックネームに、変えるとこんな感じです。

こっちの方が、しっかりしてそうで信頼できますよね。
プロフィール文
当然ですが、プロフィール文もしっかり記載しておきましょう。
参考までに、僕のプロフィール文は、以下の通りです。

募集から時間が経っていないか
クラウドソーシングは競争率が高いため、募集から時間が経っている案件に応募しても、すでに決まっている可能性が高いです。
僕の場合、募集してから1日以上経っている案件には応募しませんでした。
量をこなしているか
クラウドソーシングで営業をするときは、量も大事です。
なぜかというと、単純に応募数がすごく多いのに対して、実際に発注されるのは基本的に一人だからです。

どんなに優れた人でも、自分の提案を全て通すのは、無理だと思います。
なので、提案の質も上げつつ、量をこなすのが大事です。
僕の場合は、昼と夜に営業をして1日5~10件に応募していました。
Bonus#1 CrowdWorks以外でおすすめのクラウドソーシング
クラウドワークス以外で、おすすめのクラウドソーシングは、以下の通りです。
ココナラ

先ほども紹介しましたが、ココナラは自分で商品を出品できるのでおすすめです。

また、仕事の募集もあるので、クラウドワークスみたいに営業もできます。

僕が使ってみた感じだと、基本的にクラウドワークスより競争率が低いと思います。
ココナラは、商品の出品ができて営業もできるので、かなりいいサービスです。
複業クラウド

すでに専門スキルがある方は、複業クラウドもおすすめです。
結構良質な案件があります。
また、オファーが結構くるので、登録してプロフィールを整えておくだけで、仕事の依頼が来るかもです。
実際に僕のところには、いくつかきました。

ランサーズ

ランサーズは、定番のクラウドソーシングですね。
ただ、僕の場合は、ほとんど使ってませんでした。
なぜかというと、
- クラウドワークス
- ココナラ
- 複業クラウド
この3つで十分だったからです。
ただ、人によってはクラウドワークスが合わない方もいるかもなので、そういう方はランサーズを使いましょう。
Bonus#2 仕事を取るときに知っておくと安心するサービス
自分でお金を稼いだ経験がない方は、受けた案件を最後まで終わらせることができなかったらどうしようなど、何かと不安ですよね。
僕もかなり不安でしたが、できなかったら以下のサービスに頼れば大丈夫と考えて行動したら、不安を軽減できました。
ここでは、営業する時に知っておくと安心するサービスなどを紹介します。
タイムチケット

タイムチケットは、専門家の時間を買うことでサービスを利用できます。
素人ではなく、専門家の意見を聞けるので安心ですね。
案件をやってて限界だったら、これに頼ろうと思えば、かなり不安を軽減できると思います。
テラテイル

テラテイルは、エンジニアに特化した質問サイトです。
僕も何度かお世話になりました。
コミュニティやサロンに入る
コミュニティやサロンには、大体質問する場があるので、入ってみるのもいいですね。
僕の場合は、ともすたさんとIT KINGDOMに参加しています。
どちらも質問する場があります。


IT KINGDOMは、しまぶーさんが運営している有料のサロンです。

個人的にすごくおすすめなので、IT系に興味がある方は、ぜひ参加してみてください。
クラウドソーシングで募集する
クラウドソーシングで、わからないところを記載して、募集するのもありですね。
ただ、募集する際に受けた案件の情報を記載してしまうと、色々めんどくさいことになるので、注意です。
Bonus#3 クラウドソーシングを使う上で大事なこと
結論からいうと、企業から直接案件をもらうための実績作りの場と考えることです。
以下は、「クラウドソーシングで案件を取るのと企業から直接案件を受けた場合」の比較表です。
これらの表を見た時、多くの方は、企業と直接取引した方がいいと考えると思います。
実際に僕が会ってきた方の中でも、クラウドソーシングから早く抜け出したいと考えてる方は結構いました。
また、案件の量が気になるかもですが、複数の企業から仕事をもらえば問題ありません。
クラウドソーシングは、副業で少し稼いだり実績を作るために使うのはいいと思います。
しかし、本業の方がずっといるべき場所ではないです。
なので、実績を作れたら企業に営業して、直接案件を取っていった方がいいと思います。
僕の場合は、ポートフォリオに載せられる案件を1つ取って企業に営業をしました。
最初は、中々返信が来ませんでしたが、根気よく営業をしたら案件をもらえるようになりました。

もし、僕が実際に実行した企業に営業するやり方を知りたい方がいましたら、この動画を見てください。
また、動画では企業に営業する方法しか説明していませんが、案件を獲得する方法で8つ紹介しています。(いつか書き直す予定)

気になる方は、確認してみてください。
まとめ
今回は、受注率が上がる提案文について解説いたしました。
コピペで営業するのは無駄な行為なので、テンプレートを使い依頼者様のために提案文を作りましょう。
僕が作ったテンプレートをそのまま使ってもいいですが、自分なりにカスタマイズして、営業してみるのもおすすめです。
感想などがあれば、シェアしていただけると嬉しいです。
それでは、また!